こんにちは。
よく「メンタル○割、腕×割」というような言い方を見聞きします。私はその比率がどれくらいなのかよくわかりませんが、いずれ「どっちかだけでは試合では勝てない」だろうなあ、とは思っています。
もちろん、いくら気持ちが強くても基礎技術が無くては勝てません。そういう意味では「腕」の比率が高いかもしれません。
いずれにしてもその人のその時の腕のレベルをほぼベストに引き出せる精神状態の「バランスが取れた」時が「いまのその人にとって“本当に調子がいい状態”」と言えるのではないか、ということを昨夜体験できましたので、自分の備忘録という意味でも書かせていただきたいと思います。
※「精神状態」を中心に書きますが、結果として「結構入った」ことの描写がでて来てしまいます。「俺自慢」に見えてしまうかもしれませんので、そういうのが苦手な方はここまでにされてください。あと「普段そんな入ってねえよ!」をご存知な方はw まあ「確変話来ちゃった」と流してやってください。
昨夜は少し時間に余裕がありましたので「これでいいんでないの?」という投げ方の確認をするために近所に投げに出ました。
マスターアウト前提の01練習でPPD20代後半が割と続いて「復調気味」になりつつありました。が、まだ腕の力みが出るところもあり、ここはじっくりと調整だろう、と思っておりました。
ここで他のお客さんが入ってきたのですが、(そのお客さんに悪気は無かったと思うので、たいへんに申し訳ないのですが、状況の説明のため書かせていただきます。すみません) ちょっとこの方と諸々ありまして(もめたとかではなく) メンタルもスローの調整も完全に一旦吹っ飛んでしまいました。
そんでまあ、いろいろ終わりまして。他のお客さんとでは1セット、という形になりました。直前のゲームでフォームがやや戻せたのと、正直「解放された」感もあり、気持ちもすっきりしていました。その状態でメドレーをスタートしました。
コーク。「飛びが回復した」ことを自覚しました。「大丈夫。あの飛びがこの(腕の)速度で出ているということは大筋問題が無い」と自分に言い聞かせてゲーム開始です。これは実は飛びが悪くても「いずれ飛んでくる」、飛びだけよくて入らなくても「飛んでればいずれ入ってくる」といつも自分に投げかけることなのですが。
ハットはありませんが、ノーブルもほぼなく、全体にロートンペースで打てまして。先行の優位もあり取れました。
※このゲームだったか、別のゲームだったかはっきりしませんが、67残りで「17先に行ったほうが安全かな」、83で「32をまず引いてみて…あ、51からか」とすっと頭に浮かびました。不調のときは「残り2本で50崩したらやだなー」とか「50から11T」とか思ってしまいがちでしたが、落ち着いて考えてそのとおりにできました。
1本取ったということと、飛びは悪くないし、ブルもそこそこ合っているということでそうなったのかもしれませんが、この後のSクリで、最近感じたことがないような。いえ、もしかしたら今まで一度も感じたことが無いかもしれない精神状態でゲームを進めることが出来たのです。
20と19を2Rの2本目で締めました。で、その段階でお相手と自分の「上と下がどっちが合っているか」ということをふと考えました。お相手はこの日はやや飛びが「垂れている」感じがありましたので、18でガンガン返してくることはあまり警戒しなくていい、と思いました。むしろ19,17は下に垂れてもシングルに行くし、Dもありえます。また、それをやられても大丈夫なように「キャッチで19にかっ飛ばしてもいいから17を先に取る」と考えました。17Tトライ、Sに落ちました。
さて、お相手は18を取りに来ましたが2マークまで。
「17T1トライ。失敗したら残りシングル2本使う。1本目で成功したら18T1トライ。外したらとにかく20で加点」
投げる前に決め込みました。結果17T、18S、20T。お相手は18を締めたと思います。加点も18点したはずです。
ここで、点数的には70点強のリードがありました。
「18D、外めのシングルという気持ちで。外れてもクローズに行って1本あまれば20で加点。点差を考えて“54連打”を消しておけば間違いない。飛びが回復したらどうなるか解らないから、54連打の目をここで消す。18D1本で締めたら16をTからトライ。外しても焦る点差ではない。イージーに投げないように」
ここまでの「決めたこと」は文章にすればこうなりますが、もちろんこれらのような文章で考えたのではなく、表現しにくいのですが「イメージの塊」として浮かんだように思います。
打ちました。まず18D成功。右目で見ていた18Dへのラインを引きずり落とすようにして16Tに持ってきました。腕の位置が合いませんでしたので、左足で調整したところ「入るか入んないかは別としてライン的には合っている」位置がつかめましたので「ほいっと」いう感じで力み無く投げました。16Tに綺麗に入りました。「(高さが)合ってる合ってる」と思ってそのまま目線をずらしながら左足も少し動かして15Tを見たところ1発でラインが合いました。「さっきと同じ投げ方すれば絶対に入る」と自信を持って放って取れました。
お相手は当然ブルを打ってきますが、締まり切りませんでした。「さっきギャラIIで打ったように」とふと思いゆっくりと構えて1本。右目のブル、2本、今度は少し払ってしまったのか左目のブル。高さはどちらもインブルよりちょい高めあたりです。
いつもならここで単に「さあもう1本で終わりだ!」と気持ちを高めて投げるところです。「集中集中!」と自分に言い聞かせて。
しかし、この日は違いました。「真ん中のエリア開いてるから楽に」というイメージが浮かびました。これは「インブルを打て!」という意味で浮かんだことではなく「真ん中のエリアが楽だよ。ライン的にも弾かれないよ」と自分に「教えてあげた」ようなイメージでした。「インボー! カモンインボー!」的な「無理から自らを鼓舞」ということではなかったです。結果としてはインブルを打てました。終了です。
「計算通り! 俺出来る!」という精神状態にはならず(いつもはこういう上がりをすると凄くテンション上がっちゃうんですが) なんというかこの「穏やかな気持ち」というか「うん。最後2Rまとめ切れたな」的な「感想」が少し浮かんだというような。いつもの自分からすると不思議な感じでした。
01の場合は「楽に安全に上がれる打ち方」、クリケの場合は「あと2Rで上がれる可能性と展開」がふわーっと浮かんできてそのとおりに手が動くという状態だったと言えると思います。これは「(その段階でのその人の)技術と精神」がぴたっと合わないとできないのではないか、と思いました。技術的に不調な場合は浮かんでもできませんし、そもそも焦るばかりで何も浮かばないのではないか、と思いました。
また、技術的に好調だからといって「いつもより難しいこと」例えば「ここ絶対180! 楽になれるから!」とかを自分に要求しても達成できる可能性は低いでしょう。経験上、身の丈を超えるうち筋を自分に要求すると、失敗した瞬間から自滅の道にまっしぐら、という感じがします。
※先日、投げ方に不安を抱えている精神状態でクリケを180スタートしましたが、結局19締めるのに2R使ってあっさりひっくり返されましたし。
いつもと同じような結論ですが、積み上げてきた練習の成果がうまいこと発揮できているときに「自分にできるかもしれないこと。そりゃ無理だよ、ということ」を冷静に把握して戦略を立て、状況を「読みつつ自分に有利な流れを作り乗っていく」
好調、というのはこのような要素が揃ったときに生まれるものかな、と思いました。飛びが良い、狙いが合っていることは大前提ですが、その勢い任せで投げていては「精度だけの勝負」から成長できないのかな、とかも。
※逆にメンタルもきっちりしていて、技術もかなり高いレベルの勝負になると、あとは精度の争いになる、という局面ももちろんあるとは思います。
いい精神状態ですね。私も最近いろいろ考えているんですが、参考になるいい表現だと思います。特に最後のBULLの1本の表現は、なるほどと思いました。私も思い当たることがあります!
Posted by: rinor at November 7, 2005 10:51 AM>rinorさん
こんにちは。
今日や明日はどうなっているかわからないですけどねw>メンタルコンディション
※最後のブルは「あ、あそこ空いてる(あまってる)」というように、ふと気が付いた、という感じでした。
Posted by: yae at November 7, 2005 11:55 AM