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December 09, 2004

夢メモ_2:父と海辺の家と勝手な人々

父と2人で海辺の一軒家で暮らしている。(父は亡父の顔をしていた)
海風にさらされて白く塗られたペンキもがさがさしているような感じの家。父は教育委員会に勤めているが「海辺で暮らすのが若いときからの夢だった」というので私と共同でこの家を買った。私は海は苦手だが、仕事のオブジェ作りにバーナーや大きな鉄筋などを使うため、一軒家は都合がよかった。倉庫のような巨大なガレージも付いていたし。勤めていた美術会社を辞めたばかりだったので、作業場に不自由していたところだったし。

問題点は買い物の便が悪いこと。一番近いスーパーまで車で30分ほどかかる。コンビニなんてものは無い。

この日は日中、一週間分の食料と酒を買うためにスーパーに行った。古くからの友人が近くに住んでいるため、クルマを出してくれた。ので安心して昼飯時に酒を飲んでから出かけた。

途中、友人が海辺の長い坂道というかスロープの途中で電話のためクルマを止めた。
こんなところで止めて登りきれるか? と思ったが、ランドローバーなのでまあ、問題はなかろう、と思っていると、友人がふざけてサイドブレーキを解除した。ずずーっとクルマは坂をバックしだした。交差している道などはないが、下のほうにはなにか小屋のようなものがある。「ぶつかるって! やばいって!」というが友人はなおもふざけて寝ている振りをしている。結局サイドを私が引いたりしてなんとか止まった。「なにやってんだオイ!」というとでへでへ笑っている。なんだこいつ飲んでたのかよ! と思ってびっくりする。上を見ると自転車に乗った警官が居る。特にこちらに注目している様子はない。また、ちょうどどこかのサーファーが道を聞いているようだ。いまがチャンス、と友人を後ろの席に追いやって私が運転席に座る。家まではもう1分かからない距離だ。ひやひやしながらも「どうせこの段階で捕まったら両方免許取り消しだから」と開き直って警官の前を通過。家に着いた。ほっとする。

翌日、一週間分の食料の中から、トマトソースだの野菜を煮て日持ちさせるものなどの調理をする。トマトソースは今日の昼飯にも使ってパスタなど食えばいいか、と思っていると父が「ほう。いいにおいがすると思ったら」と奥から出てきた。「食いますか?」と聞くと「いや、今日は校長連中と昼食会議があるから。またの機会に」と出かけていった。

父のクルマが出て行くのを見るとも無く眺めていると、昨日の友人のローバーがゆらゆらとやってきた。何の用か? と思っていると、彼と女性2人が降りてきた。1人は以前私が交際していた女性。派手な顔ではないが美人で、それなりに均整の取れた色気のある体つきをしている、というタイプの女性。もう1人は、地元の飲み屋で働いている若い女性だった。髪が短くて派手な顔立ち。「MEGUMIをほっそりさせて顔を綺麗にしたような」という身体も派手という感じの子で、飲み屋では人気がある。最近妙に話しかけてくるが、ちょっとウザイというか「不思議ちゃん」ぽいとこもあるためスルーするようにしていたのだが。またキツイ組み合わせを連れてきちまったもんだな、と思いながら「なんか用か? 俺料理しないといけないから忙しいんだが」と窓から叫ぶ。と「いやなんだっつーこともないんだけど。ちょいと近くまで来たから」とのこと。近くまでっていうか、その組み合わせがおかしいだろうよ、と思うが、放っておく。父は鍵をあまりかけない、というかそもそも鍵をかけなくてもこんなところまで泥棒は来ないだろうが、ということで玄関は開いているだろうから、どうせ勝手に入ってきてしまうだろうと思ったから。

案の定3人で入ってきた。元彼女のほうは「久しぶり」と泣き笑いのような顔をする。昔と変わらない。笑っているか泣いているかわからないような顔でいつも笑っていた。
「あー。悪いけど見ての通り忙しいんだ。なんか用事があるなら早めに頼む」といいながら料理を続ける。飲み屋の子が「何作ってんの何作ってんの! 料理できるんだ凄い凄い!」とかまとわり付いてくる。他の女性と話しているところをなぜかいまだに元彼女には見られたくないので「いや保存食」とか言ってちょっと別の用事があるフリをして一度台所から出る。勝手にCDなどを物色している友人に「おいお前どういうつもりなんだよ。●●(元彼女の名前) と××(飲み屋の子)を一緒に連れてくるって意味がわかんねーよ」と言う。と「いやそのー●●ちゃんはさあ、結局お前とヨリ戻したいって相談してきたわけよ。で、××ちゃんにもお前最近女性関係どうなのとかしょっちゅう質問されて。お前に気がある感間違いないわけよ。で、だったらホレ、今週お前暇だっつうからここで一気にカタつけちゃえば楽かな、と思って。早めに決着つけておけば、来週までお楽しみタイムも取れますぞ」と。取れますぞ、じゃねーよ何勝手なこと言ってんだかよ、とかぶつくさ言いながら台所に戻る。

パスタ用に湯を沸かしていたのだが、●●が勝手にパスタをゆで始めている。どう考えても1人分ではない。4人分より多いかもしれない。また、××が「これでどうでしょうかー」と間抜けな声を出しながら、でかい半球状の鉄板を持ち込んできた。
「おいお前なに勝手に料理してんだよ。しかも何人分だよ食うのかよ手前ぇらもよ! つうかそっちのお前! それはオブジェの材料だ! 料理に使える状態じゃねえよ、溶接剤とかついてて汚ぇんだよ。てか仕事場に勝手に入るんじゃねえよ!」とあちこちに怒鳴り倒す。

「寂しいと思って」と●●。は? というと「お父様と2人で家からもたまにしか出ないし、お父様は外でお仕事だからいつも食事は1人でしょう? 東京にいたころのあなたの暮らしからは随分と違うわ。1人で寂しくないの?」と。
「それとこれとは関係ないだろう。だいたいな、俺の仕事とかの都合も聞かねぇで飯一緒に食おうとかしてんじゃねえよ」と言うと、さえぎるように
「聞いたから。しばらくあなた暇だって」と平坦な口調で言う。まったくおとなしいんだか強情なのかわからないところは昔のままだ。

「これフライパンじゃないんですねー」とか馬鹿っぽい声を残して去っていった××がトマトソースのなべに「えいえい!」とか言いながら何かを大量投入している。「おいお前なに入れた!」と聞くと「コショウで〜す! コショウをたくさん入れるとおいしくなるのですヨ」とのこと。しかし、それはコショウではなくてカイエンヌペッパーだった。ビンの半分以上入れてしまっている。粉の小山がソースの上に乗っている。あれを山のまま除去すればまだなんとかなるかもしれない、と思い「どけ!」というと「ダメです! これは××のソースなのです!」となぜか必死だ。そして一気にかき混ぜてしまった。あげくスプーンをソースに水没させてしまった。「おいいい加減にしろ!」とどなりかけたところに●●がスーッと寄ってきて小皿にソースを取ると××に味見をさせた。「うぎゃー!」とか漫画っぽいリアクションをして水のサーバーに走っていった。
「これはもうダメね。取り返しが付かない。大丈夫。私がアサリの白ワインソースを作っておいたから」とまたも平坦な口調で言う。

あのなあ、と思う。トマトソースは全滅、アサリと白ワインを勝手に使った?

「これは…」
「これは1週間分の俺とオヤジの食料なんだ! 勝手なことしてんじゃねえよ! また買い物かよ! まだ独立したばっかりで金だってねーんだよ! でしょ? 解ってるわよ。明日買い物に行きましょう。お金なら持ってきているから。びっくりするぐらい持って来たから。で、あと、私もう1人でうじうじ考えてるの辞めたから。明日からここで暮らしますから。昔みたいに」と人の台詞をとった上にさらに強引かつ勝手なことをすらっと●●は言い放った。

「何を勝手な…」

ぐわっしゃーん! と派手な金属音がした。ガラスが割れる音もした。作業場のほうだ。あの女またなんかやったか? と走っていくと、注文品ではないが宣材作りのために試作した金属の塔が倒れている。はめ込んだガラスが割れたのだ。

「ごめんなさーい。この中に私が入ったら可愛いかな、と思ってやってみたくて…」もう意味が解らない。こいつだけでも帰らせよう、と思っていると友人が「まあまあ。これは試作品だからゆっくり直せば、ね!? そんなことよりみんなで飲もうよ」と大量のビールを抱えてやってきた。つうかそれ俺が昨日買ったやつだろ!? また在庫減らしかよ。つうかお前クルマなのに酒飲んでいつまでいるつもりだよ、などと友人に詰め寄ると
「泊まるよ。3人で泊まる。滅茶苦茶部屋あまってんだし、俺明日休み貰ってあるし、たまにはお父さんも若いもんと話したりしたいだろうし」とかこいつも勝手だ。

「見てくださーい。エロでしょエロスを感じるでしょお。私を好きにしていいのよぉー」と間抜け声が聞こえる。振り返るとクレーンのチェーンに手錠をかけてぶら下がるようにして××がポーズを取っている。両腕を上に持ち上げて胸を張る形になっているため、これでもかというぐらい胸のデカさが強調されている。

「馬鹿な子。この人はそういうのより言葉とか想像を超えたテクを使われると興奮するタイプなのに」といつのまにか●●が後ろにいて物凄いことをまたもさらっと言い放った。

友人は携帯のカメラでうひょうひょ言いながら××の写真を撮ってはビールをあおっている。これからどんなことになってしまうのか、あまり考えたくない。

Posted by yae at December 9, 2004 12:59 PM | TrackBack
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